≠ME(ノットイコールミー)連載 私服でポン! 3人目 蟹沢萌子
PHOTO=堀内亮 HAIR&MAKE=オサレカンパニー
INTERVIEW=斉藤貴志
今年メジャーデビューする≠MEの私服グラビア連載の冬編。リーダーで最新曲「P.I.C.」ではWセンターを務めた蟹沢萌子の登場です。実は寒色系が好きということで、ドレッシーな黒のワンピに踵の低い赤いブーツでカジュアルダウンと、オシャレなところを見せてくれました。
冬は好きで寒くなるとワクワクして
1日3食みかんだったりもします(笑)
――ノイミー(≠ME)が結成された頃はショートだった萌子さんの髪が、すっかり伸びました。
「自粛期間にロングだった小・中学生時代の写真を見て、不意に伸ばしてみたくなりました」。
――ロングだった頃もかわいかったから?
「懐かしくなったというか。ちょうど自粛で髪を切りにも行けないし、時の流れに身を任せて、また伸ばしてみるのもいいかなと」。
――まだ伸ばし続けるんですか?
「迷ってます。あと5㎝くらい、鎖骨にかかるミディアムくらいまで伸びたらいいかなと思うんですけど、私、すぐ飽きちゃうので(笑)。すでにちょっと切りたい気持ちも生まれつつ、とりあえず、まだ伸ばしてます」。
――お手入れは長いほうが大変?
「そう思っていたんですけど、人は慣れるもので、自分の中でこの長さが定着して、そんなに大変とは感じません。たぶん、またショートにしたときに感じるんだと思います」。
――昨年発表された「P.I.C.」では、冨田菜々風さんとWセンターを務めました。スタッフさんに告げられたときの動画では、だいぶビックリしてましたね。
「もう本当に驚きました。あのときは別部屋に2人で座っていて、Wセンターと言われても菜々風と誰かになるから、私はリーダーとして先に聞かされるのかと思っていたんです。まさか自分がその片方になるとは思いもしなかったから、自分であの動画を観ると、驚き方がリアルすぎて、もうちょっとかわいいリアクションをすれば良かったと、反省しています(笑)」。
――ああいうバキバキ系の曲が「もともと好き」とも話してました。
「カッコイイ表現をやってみたいと思っていました。=LOVEさんの『手遅れcaution』とか『記憶のどこかで』とか、かわいいだけでない魅力が出る曲に憧れがあって。ノイミーは青春の曲が多くて、キラキラしたイメージが強かったのが、今回はひと味違って、キラキラというよりギラギラ(笑)。ひとつのイメージに捉われず、さらに、すべての面を愛していただけるグループになりたいです」。
――萌子さんがノイミーのリーダーになって、イコラブ(=LOVE)のリーダーの山本杏奈さんが「ファンの方は『漢字が読めるリーダーと読めないリーダー』みたいに言ってるけど、萌ちゃんも漢字の問題が出ると全然違ってる」と話してました(笑)。
「バラされました(笑)? 私も漢字が読めなかったり、知っていると思い込んで言った読み方が違ってたりすることが、ちょくちょくあるんですよね。あと、杏奈さんは地図を読めるリーダーで、私は地図を読めないリーダーです。2人でリーダー会をさせていただいて、私が行ったことのあるお店へ『こっちです』と歩いていたら、全然地図と違っていて。結局、初めて行く杏奈さんに連れて行ってもらいました(笑)。私のほうがポンコツで、杏奈さんはやさしくて偉大な先輩です」。
――今回は“冬”をテーマにお話をうかがっていますが、パッと思い浮かぶものはありますか?
「私、冬が一番好きなんです。寒いのが好きでテンションが上がるし、クリスマスとかお正月とかバレンタインとか行事がギッシリある中で、冬といえば、みかんです(笑)。おととしからハマり過ぎて、1日3食みかんを食べています。朝三つ、昼二つ、夜二つとか、1パックを1日で分けていて。夏も1日3食、スイカを食べてましたけど」。
――萌子さんは夏で思い浮かぶものにスイカ、秋はいもを挙げてました。それで、冬はみかん(笑)。
「やだーっ! 私、めちゃめちゃ食い意地張ってるじゃないですか(笑)。お恥ずかしながら、頭の中はおいしいものでいっぱいです」。
――それにしても「寒いのが好き」とは、どういう感覚ですか? 身が引き締まるような?
「春に桜が咲くとワクワクするように、冬に気温が下がってくると『この季節が来た』って心が弾みます。寒さに強いんですかね? 『寒い寒い』と言うのも楽しく感じて。逆に、夏の暑いのは得意ではないです」。
――汗っかきなんですよね。
「冬は空気が澄んでいて、空もきれいで、朝の散歩が気持ちいいです。1人で音楽を聴いて歌いながら散歩するのが好きです。あと、雪が降ると嬉しくて」。
――地元の神奈川だと、あまり降りませんよね?
「積もりません。おととし、特典映像のイコラブさんとの社員旅行で、雪山に行ったのが本当に楽しくて。スノボに初挑戦した思い出があります」。
――あまりひっくり返らず、うまく滑れました?
「逆にスムーズに進めちゃうと止まらなそうで怖くて、自分で転んでみたりしました。また雪山に行って、ウインタースポーツをマスターできたらいいなと思います」。
去年は愛をいただくばかりだったので
今年は何百倍にしてお返しをします!
――他にはどんな冬の思い出がありますか?
「ここ4年くらい、年越しの瞬間に眠ってしまって(笑)。普段は日付を越えて起きていたりもするのに、お正月に限って寝ているんですよ」。
――紅白歌合戦を観ながら?
「そうですね。大晦日にはみんなでお菓子パーティーをして、年越しそばを食べるので、11時くらいにエネルギー切れを起こしてしまって(笑)、布団で寝ています。家族がカウントダウンをする声で目が覚めて、お母さんとお兄ちゃんが年越しのジャンプをするのを隣りで寝たまま聞きながら、『あっ、新年が来ちゃった……』みたいな感じです(笑)」。
――冬に受験勉強をしていた思い出もありますか?
「あります。高校受験のとき、一緒に塾に通っていた仲良しの女の子3人組で、よく過ごしていて、クリスマスの日も塾でみんなで勉強していたんですけど、帰り道に近くのショッピングモールにあるクリスマスツリーの前で、写真を撮りました。この前、たまたま写真を見返していたら、さらに何年か経って、また同じメンバーで同じようなアングルでクリスマスツリーの前で撮っていて、何だかほっこりしました」。
――受験生のときは、クリスマスで浮かれている人たちが羨ましくなりますよね。
「そうですね。街が華やかで、みんな楽しそうにしているのに、自分たちは教室にこもって計算問題を解いているのか……というのはありました。でも、その友だちがいたから、塾が終わった後に『もう嫌だ』と言いながら、写真を撮るのが楽しかったです」。
――好きなウインターソングはありますか?
「今ふと浮かんだのは、back numberさんの『ヒロイン』です。(『JR SKISKI』の)CMソングになっていて、雪が出てくる歌詞が印象的で、学校で流行りました。私もたくさん聴いた思い出の曲です」。
――萌子さん的に2020年に大きかったことは何ですか?
「すごく音楽を聴くようになりました。去年は家にいる時間が長かったこともあって、いろいろな曲を聴きました。バンドの曲、ちょっと昔の曲、外国の曲、歌が入ってないインスト……。リズムや曲調も様々なたくさんの音楽と出会えました」。
――たとえばどんな楽曲やアーティストが印象に残りました?
「特定の方ではないですけど、『透明感があるな』とか『こういうアレンジの入れ方もあるんだ』とか学びました。アイドルさんの曲もより幅広く聴くようになって、歌声や歌い方が素敵だなと思う方もいました」。
――YouTubeチャンネルの企画のアイドルソング縛りのマッシュアップメドレーでは、アンジュルムやBEYOOOOONDSや私立恵比寿中学の曲を歌ってました。
「好きなグループさんの好きな曲を歌わせていただきました。今は本当にいろいろなアイドルグループがあって、それぞれの強みや武器がありますけど、私は歌も上手でダンスも素敵でパフォーマンスに圧倒されてファンになることが多いです。自分もステージでの姿を大事にしたいし、もっとレベルを上げたくて。色々なアイドルさんから良い面を取り入れていったら、自分の理想のアイドルになれるかなと思います」。
――2021年はどんな年にしますか?
「2020年は皆さんにあまり会えなかった分、自分が皆さんの愛や気持ちをいただいてばかりで、お返しが全然できなかったのが心残りでした。2021年の私の大きなテーマは、きっと去年よりパフォーマンスとかをお届けする時間が増えるので、その時間を全部大事にしたいです。お話し会も含めて、いただいた愛を何百倍にしてお返ししていきたいし、皆さんをビックリさせるくらいの実力を付ける年にしたいです」。
――個人的に目論んでいることもあります?
「去年ずっと言ってましたけど、早くギターを弾けるようになって、弾き語りをしたいです」。
――現状の腕前はどんなものですか?
「まだまだですね(笑)。ギターに触ってはいるんですけど、お見せできるほどではないので、今年は頑張ります!」。
蟹沢萌子(かにさわ・もえこ)
生年月日:1999年10月25日(21歳)
出身地:神奈川県
血液型:B型
蟹沢萌子 個人Twitter
【CHECK IT】
2019年2月に、=LOVEに続く指原莉乃プロデュースのアイドルグループ第2弾として結成された≠MEのメンバー。=LOVEの8thシングル「青春“サブリミナル”」のカップリングに≠MEの新曲「P.I.C.」を収録。2021年キングレコードからメジャーデビューが決定!
詳しくは≠ME 公式HPへ
独特の世界観をかもしだす「P.I.C.」のMVはこちら!