PICK UP IDOL ベイビーレイズJAPAN
PHOTO=名児耶洋 INTERVIEW=斉藤貴志
4月の日比谷野音を皮切りに
野外ライブ3連戦が決定!
――5人でディズニーランドに行ったそうですね。
傳谷「りおとん(渡邊)が名古屋でイベントのあとに『何かディズニーランド行きたいな』とボソッとつぶやいて、まなつ(林)が『行こうよ!』と言って、『みんな行く?』となって」。
林「次の日に行きました(笑)」。
大矢「東京にすごい寒波が来た日でめっちゃ寒かったんですけど、その分、日曜なのに空いていて、アトラクションもちょっと並ぶくらいでした。寒すぎて5人で体をくっつけて固まって並んでましたけど」。
林「りおとんは一番楽しみにしていて、帰るときにポップコーンのバケットを提げて、ミッキーの耳を付けて、おみやげの袋を両手に持ってました」。
渡邊「楽しかったです」。
高見「浮かれてました」。
渡邊「浮かれポンチではない(笑)。おばあちゃんの誕生日もあって、おばあちゃんもディズニー大好きだから、おみやげを買いました。あと時期が時期でお年玉があったので、ちょっと贅沢しちゃおうかなと」。
――璃生さんって、はしゃぐイメージがあまりありませんが。
渡邊「遊園地やテーマパークは好きで、はしゃぎます」。
林「マウンテン系に乗っているときは、ずっと『ウワーーッ!!』でしたね」。
大矢「(高見)奈央もずっと浮かれてました」。
高見「めっちゃ浮かれます」。
林「奈央さん、女子を出してくるから」。
高見「最初から女子だけどね(笑)」。
林「一緒に乗り物に乗っていると、ずっと『怖~い!』って手を握ってくる(笑)」。
傳谷「並んでいるときも、私にそーっと手をつないでくるんです。それを見たりか(大矢)が『キモっ!』と(笑)」。
高見「カップルの方をマネしたくなっちゃって(笑)」。
――絶叫系が苦手なメンバーはいませんか?
大矢「私は苦手だったんです。初めて5人で行ったときはスプラッシュ・マウンテンに乗らずに、みんなを見送りました。でも、他の友だちと行って乗らされたときに『あれ? 全然怖くない』と思って、今回も『乗れるわ』という。でも2人席しかないから、私は1人になっちゃって」。
高見「グー、チョキ、パーでね」。
大矢「乗っているときの写真を撮ってもらえるので、落ちる瞬間にポーズをキメることにしたんです。私は一番前に1人で乗って、後ろを向いて煽って、4人は『PERFECT HUMAN』のポーズをしようと。そしたら、林さんと高見さんが完璧すぎて」。
林「2人ですごい真顔でやったんです」。
大矢「乗り終わったあとに写真が出るところで、2人は指さされて笑われてました(笑)」。
傳谷「まなっちゃんの髪の毛が全部、風で逆立ってました(笑)」。
――それで「野外ワンマンライブ3連戦」の初戦として、4月9日の日比谷野音が決まりました。2014年7月以来の会場になりますが、前回のことは覚えてます?
傳谷「めちゃくちゃ覚えてます。大きな発表があると言われつつ、何のことかわからなくて。『1万人の署名を集めたら日本武道館が決定。集められなかったら年内で解散』ということだったんですけど、その発表のあとに歌った『TIGER SOUL』とか、すごく記憶に残ってます」。
――「やるぞ!」という気持ちで歌ったんですか?
傳谷「お客さんも含めて、みんなの気持ちがひとつになりました。たくさん声を出す曲ではないのに、熱量が本当にすごくて。他にも『ロックオン・ダーリン』とか、野音といって思い出す曲は多いです。お客さんもたくさん来てくださって、花道もあったり、登場のときはスモークがすごすぎて前が見えなかったり(笑)」。
大矢「野外でのワンマンが初めてで、声が飛んでいく印象がありました。客席の真ん中に花道を作ったのも初めてで、そこでテンポが速い『夏色パーティー』を歌ったら、声が飛んでいきすぎて、ソロパートで何にも聞こえなくなっちゃって。歌詞の『夏だ春だ秋だ冬も』が『……夏だ……春だ……』ってズレていっちゃいました」。
渡邊「会場からお客さんの手がいっぱい伸びていて、『怖い場所で崖から下をのぞき込んで、幽霊がいっぱい手を伸ばしていたら、こんな感じなのかな?』と思いました」。
高見「幽霊じゃねーよ(笑)!」。
大矢「たとえがわかりにくい(笑)」。
渡邊「『わーっ! 手がいっぱーい!』という」。
高見「私は『野音に向けて絞ります!』と宣言しました」。
林「あっ、言ってたね」。
傳谷「高見さん、本当に痩せました」。
――どんなダイエットをしたんですか?
高見「一緒に住んでいた大矢さんと頑張っていて、『1日バナナ1本だけで乗り切ろう』みたいな。家からバナナを1本ずつ持ってきて、とりあえず私のバナナを半分ずつ食べたり」。
大矢「1コむいちゃって残すと、茶色くなっちゃうからね」。
高見「4㎏ぐらい痩せて、体が軽くなりました」。
傳谷「ジャンプの写真とか、カッコ良かった」。
高見「身軽だったので。今回も絞り直していこうかなと思います」。
傳谷「あの野音から遥かにきれいになった高見さんが、『さらに痩せたらどうなるんだろう?』というのも楽しみですね」。
――野音ライブは途中から日が暮れて暗くなるのも、いい感じですよね。
傳谷「改めてDVDを観ると『スーパーノヴァ』とか『アバタがエクボ』とか、『なんてタイミングのいい選曲なんだ!』と思います。最近、少しずつセットリストや演出に自分たちの意見を取り入れていただけるようになったんですけど、高見さん考案のセットリストがすごくいいんです!」。
高見「昨年末の赤坂BLITZは初めて大きなワンマンで演出を任されて、フルMAXで知恵を絞りました。『この先ハードルが上がるとどうなるんだろう?』というのもありますけど、今聞いて思ったのが、前回の野音は夏だったんですよ。今回は春なので、日が落ちるのはもっと早いかなと」。
大矢「前回はりおとんが14歳で、年齢的に早い時間に始まったんだよね」。
高見「思ったより遅く暮れて、アンコールでやっと暗くなった感じだったから、今度はもっと夜を楽しめるような演出にしたいですね」。
――野音に限らず、今までやったライブで特に強く印象に残っているのは?
傳谷「昨年、パリでやったライブはすごく印象的です。海外のお客さんがYouTubeとかでベビレを知ってくださって、曲を口ずさんでいたんですよ。私たちを知ってくれている人がフランスにいたのが衝撃的で、うれしくて。そのライブをきっかけに、わざわざ日本まで来てイベントを観てくださった方もいて、本当にありがたかったです」。
大矢「武道館も印象的というか、あれがあったから今がありますけど、個人的に覚えているのは、1人ずつ高さの違う縦のステージを上る演出があって。そこでバラードを歌って、後ろの映像で1人ずつ表情が縦で抜かれていたんですね。SKE48にいた松井玲奈さんが武道館に来てくださっていて、その映像を『SMAPに見えた』と言ってくれたんです! その言葉がずっと心に残っていて。いつか本当に、あんな誰もが認めるスターになりたいと思っています」。
渡邊「あの演出は、結構な高さだったんです。後ろに棒みたいなものが付いていて、捕まれるようにはなってましたけど、高所恐怖症ではない私でも怖いくらいで。衣裳がヒールだったこともあって、すごくすごく怖かったんです。お母さんにあとで聞いたら、めちゃめちゃ情けない顔をしていたらしくて(笑)、いまだにDVDを観られません」。
傳谷「あれ、不安定だったもんね」。
高見「ガタン! ガタン! って」。
大矢「動いた瞬間、めっちゃ揺れました。下がるときもガーンときて」。
傳谷「笑顔をしつつ、『ハッ!』となってました(笑)」。
渡邊「たまに後ろを振り返って、棒を確認しながら」。
林「私が印象深いのは、一番近い赤坂BLITZの1公演目の出だしです。ワンマンライブがちょっと空いていて、準備はしっかりしつつ、久しぶりにお客さんの前に立つのでドキドキしていたんです。でもステージに出た瞬間、『待ってたよ!』みたいな空気を作ってくれていて、すごく救いになりました。それで3公演、乗り切ることができて。気持ちが上ずっちゃうときも安心させてくれるのが、私たちの虎ガー(ファン)だなと実感しました」。
傳谷「69時間のエモフェス(EMOTIONAL IDOROCK FES.)を去年の10月にやりましたけど、夏にいろいろあったじゃないですか。お客さんも不安がっていて、私たち自身も大切な『夜明けBrand New Days』をやるに当たり、ちょっと“怖い”というのがあったんですね。でも、4日間ブッ通しのフェスの最後に69分ライブをしたとき、お客さんが軍手に4周年の“4”を書いて、みんなでその“4”の軍手のこぶしを上げてくれたんです。もう、すっごいうれしくて! 感動して泣いてしまいました」。
2017年はベビレの年だと
確信してもらえるライブに
――今度の野音では、どんなベビレが見られそう?
林「2017年はベビレの年だと、全員に確信してもらえるライブをしたいですね。今年一発目のワンマンなので、皆さんに衝撃を与えられるように頑張りたいです!」。
――この野外ライブ3連戦のタイトルが「晴れも!雨も!大好き!!」ということで。
大矢「まあ、雨が降ったときの保険ですよね(笑)。このタイトルもメンバーで考えたんです。『どうする?』って、ホワイトボードにいろいろな案を書いていったんですけど、なかなかピンとくるものが出なくて」。
傳谷「ホワイトボードが真っ黒になったもんね」。
大矢「それで『晴れも雨も大好き……。ええんちゃう?』となって」。
傳谷「大矢さんが出した案でしたけど、『意外といいかもよ』って」。
大矢「『シンプルで伝わるね』ということで」。
――ベビレに晴れ女か雨女がいるわけではなく?
高見「いや、ベビレのワンマンはだいたい雨か雪です」。
傳谷「それは高見さんのせいだと思ってます(笑)」。
高見「そうですね。人生初のリリースイベントが野外だったんですけど、台風が来て急遽場所を変更」。
傳谷「雷がめっちゃ鳴って」。
林「電車が止まっちゃって、ファンの人が来られなかったり」。
高見「武道館のときも、東京は大丈夫だったけど全国的に大雪」。
大矢「飛行機が飛ばなくて」。
傳谷「北海道の方が『行けないよ~』という」。
――でも、なぜ雨女なのが奈央さんだと?
高見「私は小さい頃からそうなんです。遠足もいつも雨だったり」。
傳谷「雨が付いてくるんでしょう?」。
高見「そうなんです。部活の遠征で練習試合があって、私は遅れて行ったんですね。そこは曇りだったのが、私が着いた瞬間、雨が降ってきて」。
林「エーーッ!?」。
高見「降り出して、みんなが『高見が来たんじゃね?』と言っていたら、本当に高見が到着していたという」。
林「イヤな青春(笑)」。
高見「本当に雨を連れていくことは多いです。前回の日比谷野音の前に大阪城野音でリリースイベントをやったときも、横殴りのすごい雨でした」。
大矢「あそこも3000人ぐらい入るんですけど、来たファンの人が1000人もいない感じで。みんな真ん中にギュッと固まって、濡れていたんですよね。あのとき来てくださった皆さん、ありがとうございました」。
――今度の野音の前には、てるてる坊主をいっぱい作ったりしないと?
高見「そうですね。何としてでも晴れるように」。
渡邊「3連戦全部、雨が降ったらヤバイよ」。
高見「でも、そうなれば、ある意味、伝説?」。
林「そうだよ。ちょっと降ってほしいかも。お客さんが風邪をひかない程度に」。
高見「1日ぐらいは仕方ないかな(笑)」。
――それと、みんながモデルを務めたメイク本「Idol・make・book ♡ 誰でも簡単に可愛くアイドル級メイク」が発売されました。そっち系に強いのは梨華子さんと傳谷さんでしたっけ?
傳谷「好きですね。私はひと回り上の姉がいて、『このリップがかわいい』とか『この化粧水はいいよ』と言われると、とりあえず試してみました。小さい頃は特別興味があったわけではなくても、あるとやっぱり惹かれてしまいましたね」。
大矢「私もお姉ちゃんと年が離れているので、小学生の頃からメイクしてもらったり、ネイルを塗ってもらってました。ファッションも好きで、個性的だったらしくて。お腹にぬいぐるみのクマが付いているトレーナーを着てました」。
高見「トップモデルですから」。
大矢「ケンカ売ってる(笑)?」。
――逆に、そういうのに無頓着なメンバーもいます?
大矢「渡邊さんじゃない?」。
傳谷「あーっ。りおとんは興味ないよね?」。
渡邊「ないですね~」。
――16歳のきれいな肌はメイク要らず?
渡邊「そんなこともないですけど」。
大矢「まだファンデーションを塗ってないんですよ」。
渡邊「お金をかける場所がちょっと違うんだよね」。
――化粧品よりマンガとか?
渡邊「そうですね。けど最近、メイクもちょっと気になってきました」。
高見「それでも全然薄いメイクなので、大矢さんが『りおとん、ちょっと』と連れていって、タタタタとやってます」。
渡邊「チークとリップは自分でやるようになりました」。
高見「成長した」。
林「私もお洋服はいとこからのもらいものが多いし、化粧もメイクさんがやってくれたのをマネするぐらいですけど、髪の毛だけはオイルを欠かせません。絶対にハゲさせないゾと」。
4人「(爆笑)」。
大矢「ブリーチしてるからね」。
――やっぱり金髪にしてから気にするように?
林「そうですね。男性にはカツラがあっても、女性用は手軽なのがないんですよ。あっても、ちょっと高いし」。
高見「調べた(笑)?」。
林「黒いところが生えてきて、頑丈になったらブリーチを始めます。髪については神経質になっていて。もうすでに、ちょっと後退しているし(笑)。スプラッシュ・マウンテンに乗って髪が全部上がった写真を見て、『あれ? おでこが広くなってる……』と思いました」。
傳谷「それは風のせいだよ(笑)」。
――何にせよ、こういう本を通じて、女性ファンが増えるかも。
大矢「そうなったら、うれしいです。今、徐々に女性ファンが増えていて、ライブの女性エリアも広がっているので、この本をきっかけにまた増えたら、うれしいです」。
――去年で璃生さん以外は20代になって、ベビレも変わっていく気配はありますか?
高見「りおとんがいる限りはフレッシュです。4人でAbemaTVさんの深夜の番組に出させていただくことも多くなりましたけど、そうするとフレッシュ感ゼロになっちゃうよね(笑)」。
大矢「りおとんの存在は偉大だね」。
傳谷「4人だと何かしっとりしてるというか、楽屋が静かで」。
渡邊「私もそんなに騒いでないでしょう?」。
大矢「でも、りおとん特有の高い声がないと、何だか落ち着いちゃう」。
渡邊「4人が出ているAbemaTVさんやニコ生をツイッターで実況しながら観ていたりするんですけど、寂しい気持ちはあります。『楽しそうだな~。参加したいな~』って。私も早く20歳になりたいです」。
傳谷「『お酒を飲んでみたい』と言ってました(笑)」。
渡邊「柿ピーとかイカとか、お酒のおつまみっぽいおやつが好きなんです。そういう意味で、早くお酒と一緒に食べてみたいです」。
大矢「りおとんは東京オリンピックの年に20歳になるので、いい記念になりそう。メンバーで乾杯したいですね」。
――羽目を外しすぎて、ネットニュースに乗らないようにしてください(笑)。
大矢「そういう出方は絶対やめてね(笑)」。
ベイビーレイズJAPAN(べいびーれいずじゃぱん)
2012年5月に「ベイビーレイズ」として結成。同年9月にシングル「ベイビーレイズ」でメジャーデビュー。2013年9月に朝の連続テレビ小説「あまちゃん」(NHK)の挿入歌「暦の上ではディセンバー」をリリースして注目を集め、2014年12月には「デビューから2年で実現させなければ解散」と公約していた日本武道館ワンマンライブを開催。「ベイビーレイズJAPAN」に改名することも発表した。2016年7月にはフランスで「Japan Expo 2016」に出演し、海外での初ライブを行った。アイドルにしかできないロック「IDOROCK(アイドロック)」を追求する。
【CHECK IT】
2017年に「ベイビーレイズJAPAN野外ワンマン3連戦“晴れも!雨も!大好き!!”」を敢行。第1戦「日比谷でクレイジーピクニック」を4月9日(日)17時~日比谷野外大音楽堂にて開催。4月に13thシングルを発売。同月より地上波レギュラー番組がスタート。モデルとしてコラボしたメイクブック「Idol・make・book ♡ 誰でも簡単に可愛くアイドル級メイク」(メタ・ブレーン)が発売中。
詳しい情報はベイビーレイズJAPAN公式サイトへ
「ベイビーレイズJAPAN野外ワンマン3連戦“晴れも!雨も!大好き!!”」
詳しい情報は特設サイトへ
大矢梨華子(おおや・りかこ)
生年月日:1996年10月 30日(20歳)
出身地:滋賀県
血液型:O型
傳谷英里香(でんや・えりか)
生年月日:1995年11月2日(21歳)
出身地:千葉県
血液型:B型
林愛夏(はやし・まなつ)
生年月日:1995年7月14日(21歳)
出身地:神奈川県
血液型:A型
高見奈央(たかみ・なお)
生年月日:1996年11月28日(20歳)
出身地:三重県
血液型:O型
渡邊璃生(わたなべ・りお)
生年月日:2000年3月8日(16歳)
出身地:神奈川県
血液型:B型
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